100M、200M、4×100MRの世界記録保持者、ウサイン ボルト(ジャマイカ)が8/28に行われた世界陸上、男子100M決勝でフライング、まさかの失格となった。
昨年〜今年の前半にかけて決して調子がよくなかったが100M予選では苦手なスタートもうまくいき、他を寄せ付けない圧倒的な走りで王者の存在感をアピール。
準決勝では予選程の圧倒さはなかったにしろ、後半は流し決勝進出。
決勝に記録の期待も高まったがあいにくの向かい風。
ジャマイカから3人、フランスから2人、全米選手権優勝のディックスらが揃った決勝。
ジャマイカ勢のメダル独占もあり得たがボルトがまさかのフライング、失格となった。
号砲がなった瞬間、本人にもわかるようなフライング。会場がどよめいた。
今大会から導入されたフライング一発失格制度。
パウエルやゲイといったライバルが出場しない中、優勝して当たり前、さらに2連覇というプレッシャーがあったのかもしれない。
ボルト不在で行われた決勝。
優勝はヨハン ブレイク(ジャマイカ)。タイムは向かい風1.4Mの中、9.92。
ボルトの影に隠れたが追い風なら自己ベスト更新、9秒7台も狙えた好タイム。
ボルトは気持ちを切り替え、9/2から行われる200Mで雪辱を晴らしてもらいたいものだ。